ツボとツボを線で結んでいくと、手足から頭へと全身を伝う道が14本できます。これを経絡と言い体内の臓器と連絡し、肢体の内外を連絡するパイプとなっています。
そして、ツボの下にはいろいろな神経が集まっています。身体の不調時は血液循環や神経の伝達もおかしく、内蔵機能も低下しています。鍼や灸はツボを刺激することで身体の狂っていた調和を取り戻す方向に向かわせます。
皮膚は脳や中枢神経系と同じ外胚葉から形成されています。皮膚に分布している感覚受容器からの刺激は脊髄を経て脳に至り認知され、情動や自律神経、内分泌系に影響を与える事が分かっています。皮膚のツボを刺激することは心と身体の両面に好ましい影響を与えることになります。私たちの先祖は何百年も前からこのような医療を確立していたのです。
14本の経絡・・・肝、心、脾、肺、腎、胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦、心包、督脈、任脈の経絡
日本人は外来のものを器用に開発応用させて行く民族です。古代中国の古典を基本に日本の様々な著名な仏閣、建築物、文化と同様に、鍼灸施術も日本は独自の発展を遂げています。その代表的なものが経絡施術です。古典に基づき理論化し日本が独自に開発した、初めて診断から施術にいたる一貫した流れをもつ施術法です。